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2009年10月20日

「ネット広告白書2010」に寄稿

インプレスR&D から刊行された「ネット広告白書 2010」にて、「検索連動型広告の最新動向」の項(4ページ)を執筆しました。9月10日の発行でしたが、お知らせするのを忘れていましたので備忘も兼ねてエントリーしておきます。

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この白書の監修は、社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会、いわゆる「Web研」です。その10周年という節目での刊行となりましたが、前職時代から、Web研のワーキンググループ等に参加の機会をいただく中で自分自身の理解も深まっていったと考えており、これまでの先賢の活動に感謝するとともに、今回、多少なりともご恩返しができたのであればよかったかな、と。

また「インターネット白書」「ケータイ白書」をはじめとするインプレス白書シリーズの元締めであるN戸さんには以前にもお世話になり、今回、また一緒に仕事をする機会をいただけて光栄でした。ひきつづきよろしくお願いいたします。

冒頭部分を少し引用してみましょうか(手元のテキストなので最終稿と多少は異なるかもしれません)。

米GoTo.com(後のOverture Services)が検索連動型広告のサービスを提供したのは1998年のこと。それまで、いわゆるポータルサイトにとっての検索エンジンは研究開発費や運営費の割に収益への貢献性が低いと見なされていたが、この検索連動型広告の登場により優れた収益性を持つことが証明され、むしろ検索エンジンからの収益を原資としてより高度なインターネットサービスの提供が可能となった。検索連動型広告の登場は、Googleに代表される検索アルゴリズムの高度化とあいまって、インターネットの発展に大きく寄与したといえる。(略)
興味を持った方は白書を手に取ってみてください。今どき「web 2.0」も流行りませんが、当時インターネット上にあふれた高揚感の先駆け、もっと俗なことばで言えば文字どおり「先立つもの」だったのがまさに検索連動型広告だったのだと考えています。

投稿者 kuroyagi : 02:45