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2007年04月29日

岡田武史 元日本代表監督の言葉(地球街道から)

4月28日放送のテレビ東京「地球街道」に岡田武史さんが出演。イングランドのサッカー風景の中を走っていました。その中で気になった台詞を自分用にメモ。

よく人に「お前の人生ジェットコースターみたいだな」と言われるんだけど、自分の先の道をね、予定立てて「ここでこうしてこうして、最終的にこうなる」……そのとおりいったら無茶苦茶つまんないと思うんだよね、俺。

自分にとってやっぱり道っていうのは、自分が歩く、自分が行くから道ができてくる、しかしそれはもう絶対に、まっすぐに平らな道じゃ、面白くないっていう気はしてるね。
そうですよね。日本代表監督就任の経緯やら、前人未到のJ リーグ3 ステージ制覇から翌年の電撃辞任まで、いろいろあった岡田氏ならではの言葉。ですが、今の自分にも響くところがありました。

#今週24日に発表のあった件については、申し訳ありませんがまったく言及できないのです。
#ひきつづきよろしくお願いします。 >皆さま

投稿者 kuroyagi : 01:14

2007年04月23日

オーバーチュア関連2題(最近の仕事から)

私の入社以前から米Yahoo! グループを挙げて進めてきた一大プロジェクトが、いよいよ日本でも佳境に入ってきました。広告のプラットフォームを全面的に刷新する、というもので、Mac でいえばOS 9 からUNIX ベースのMac OS X に切り替えたぐらいの大がかりなプロジェクトです。すべての利用者に新しいシステムへ移っていただく必要がある分、Mac の例よりもたいへんかもしれません。

この件に関して、今月は具体的に社外にお見せできるものがありましたので、あらためてご紹介を。

「オーバーチュア公式ブログ」の立ち上げ

社外に向けたコミュニケーションの場として、(遅まきながら)企業ブログを立ち上げました。名前はベタに「オーバーチュア公式ブログ」としました。週2回程度の更新を予定しており、当初は移行に関する情報をメインに、ある意味「大本営発表」的な感じでの運営となってしまいますが、反応を見ながら敷居を下げたコミュニケーションを始めてゆければ、と考えています。


overture-blog.png


ということで当初はトラックバックのみ受け付け、追ってコメント欄の開放も、と考えていたのですが、ふたを開けてみるとトラックバックが受信できない、というまさかの事態に。公開時にお取り上げいただいたいしたにさん太駄さんはじめ皆さまには本当に申し訳ない事態となってしまいました。米国と連携をとりながら対策を協議しているところですのでもう少々お待ちいただきたく……

日本における移行開始を発表

いよいよ広告プラットフォームの刷新を行い、4月17日をもって「新スポンサードサーチ」への移行を開始しました。18日にはプレスリリースの配信を行い、多くのメディアに取り上げていただくことができました(オンラインで確認できる掲載記事:NIKKEI IT+PLUSフジサンケイビジネスアイCNET 1CNET 2Internet Watch、ほか)。

移行が開始されるまで、なかなか外部に情報をお届けできず心苦しかったのですが、今後は公式ブログ等も通じて、より積極的に情報を発信してゆけることと思います。お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。なお、上記掲載記事中に頻出する「パナマ(Panama)」は今回のプロジェクトの社内向け開発コード名です。

(以下、余談)
今回の移行を冒頭ではMac に例えましたが、もうひとつ、ウェブサイトの運営に例えるとするならばこんな感じでしょうか。

【移行前】
これまでこつこつとページを作成して膨大なサイトボリュームを持つようになり、SEO も含めてそれなりの成果を上げてきたウェブサイト。しかしテーブルでガチガチにレイアウトしてあり、全体に手を入れるとなると気が遠くなるような作業が必要に。またデザインも少し時代から遅れ始めた感じ。

【移行後】
全面的に刷新。html の記述は論理的に行い、レイアウトはcss 側に分離。ユーザーにも検索エンジンにも理解しやすい記述とします。CMS も導入し、メンテナンス性を向上させます。メニューの改修やモジュールの追加も容易に。

……という感じですかね。

投稿者 kuroyagi : 00:04

2007年04月14日

住太陽さんが遊びにきてくれました。

4/10(火)の夕方、住太陽(すみ もとはる)さんが勤務先へ取材にいらっしゃいました。住さんは日本で初のSEO に関する書籍「アクセスアップのためのSEO ロボット型検索エンジン最適化」(*)を書かれた方で、SEM の業界にいて彼の名前を知らない人はモグリと言っても過言ではないくらい、特にSEO の領域に貢献してきた方です。

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(*現在は残念ながら古書でしか手に入らないようです)

最近ではご自身のブログ「住 太陽のブログ」で精力的に情報発信をされていて、「リンクベイティング」関連での壮大な釣りに成功したのも記憶に新しいところです。

今回は、3冊目となるSEO の書籍発行を準備するにあたって、東京方面に5日間の取材旅行を敢行される中でお立ち寄りいただいた、という形です。転職してからお目にかかっていなかったので「東京にお越しの際にはぜひお立ち寄りください」とメールを送っていたところ取材のご連絡をいただき、運よく今週、お会いすることができました。

率直に言って、とても楽しい時間でした。こちらからは、テクニカルな内容というよりも、一般的な検索エンジンマーケティング(SEM)/オンラインマーケティングのこれから的な話や、現在全社的に進めているプロジェクトの概略などをお話ししましたが、会話する中でかなりの刺激を受けました。立ち位置や直接の業務範囲は異なれど、興味関心の領域はそれほど違わないのかもしれないな、と改めて感じました。

*住さんのブログには、取材の翌日にエントリーをあげていただいてます。(私の顔写真が大きく出ますのでご注意。何だかエラそうに写ってますが、体調が悪かった、ということにしておいてください)

具体的な刊行時期等についてはご本人からアナウンスがあるものと思いますが、広範囲に取材されていらっしゃるようで、ひじょうに楽しみです。お話しした内容等、何かご不明の点は気軽にお問い合わせください >住さん

投稿者 kuroyagi : 06:09 | コメント (2)

2007年04月03日

パナマ

Wikipedia で「パナマ運河」の項目を見ているのだが、これが不必要なほど充実していて面白い。いわく、

  1. 2002年の実績によれば、年間通航船舶数は13,185隻。通航総貨物量は1億8782万トン(いずれもパナマ運河庁調べ)。
    #運河庁!
  2. パナマ運河を通過できる船の最大のサイズはパナマックスサイズ (Panamax) と呼ばれている。
    #Wikipedia 英語版では「Panamax」単独で項目が立ってます! しかも写真つきで詳しい!!
  3. パナマ運河の通行料は1トンに対して1ドル39セント、平均しておよそ54,000ドル。
    • これまで最も高額の通行料を支払った船舶は、2003年9月25日に通過した豪華客船「コーラルプリンセス」号の226,194ドル25セント。
    • 最も低額の通行料は、1928年にパナマ運河を泳いで通過した、米国の冒険家であるリチャード・ハリバートンが支払った36セント。
  4. 米国土木学会(ASCE)によって、20世紀の10大プロジェクト選ぶ「Monuments of Millennium」の「水路交通」部門に選定された。これは、20世紀最高の運河と認められたことを意味する。

……なるほど。ほとんど引用だけのエントリーで申し訳ないです。

ちなみに某社の一大プロジェクトに「パナマ(Panama)」のコードネームがつけられたのは、パナマ運河によって「世界の物流が一変し、その後の産業に大きな変革をもたらした」ことに由来します。「工事が難航したから」でも「マラリアで数万もの人が死んだから」でもありませんのでひとつよろしくお願いします。

panama.png

投稿者 kuroyagi : 23:45

2007年04月01日

リッチコンテンツ・マーケティングの時代

少し前にJストリームさんからご献本いただいた書籍「リッチコンテンツ・マーケティングの時代 〜動画、音声、Flash がネットマーケの常識を変える」の紹介を。

リッチコンテンツ・マーケティングの時代~動画、音声、Flashがネットマーケの常識を変えるリッチコンテンツ・マーケティングの時代~動画、音声、Flashがネットマーケの常識を変える
織田 浩一 須藤 慎一 橋本 雄一

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帯に「動画を使ったネットマーケティングの実践例とノウハウが分かる!」とあるとおりの内容です。章立ては、

  1. 織田浩一さんによる米国の動向解説
  2. 日本における活用事例
  3. モバイルへの展開
  4. ネット動画制作のノウハウ
  5. 各種領域における動画活用の先進事例
  6. 動画に関するアンケート結果と解説
といった形。全体に、スクリーンショット付きの事例が多く、自社での利用イメージがわきやすいものと思います。ある意味で自由度の高い手法であるだけに、既に活用し、成功している企業の事例を知ることはたいへん参考になるかと。

ちなみにJストリームさんは1997年5月設立ということで、まもなく10周年を迎えられるそうです。パチパチ。インターネット回線が極細だった時代をくぐり抜け、今後、いよいよ同社が必要とされるシーンは多くなってゆくでしょうね。おめでとうございます&今後ともよろしくお願いします。

投稿者 kuroyagi : 13:45