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飛蚊症と鼻血の週末

土曜日。右目の飛蚊症が悪化したため、簿記の勉強も手につかず、昼前に切り上げて眼科へ。
視野を透明な糸くずのようなものが飛び回る、というのが飛蚊症で、近視の人には多かれ少なかれ発生し、また加齢などによっても(!)自然に生じるものらしい(参考:このへんとか)。僕の場合は中学生ぐらいから認識していたのだが、ここ数カ月で尋常ではない大きさと量が目の前をうろうろするようになり、ふつうに物を見るにも不具合が出ていた。急激に悪化した場合は眼に何らかの異常が生じている可能性もある、とのことなので不安になり目医者にかかったのだが、結論からいえば特に網膜に異常は見られず、「生理的飛蚊症」の範疇に収まるという話だった。(しかし眼に大きなレンズをつけられて眼底をのぞかれる時の痛かったこと!)。実際にものが見にくいという状況は何一つ改善されないが、失明だのの危険がないと分かっただけでもよしとせねば。

日曜日。昼前から自転車に乗って野毛へラーメンを食べに出かけた。
食べ終わって軽く鼻をかんだ直後に大量の出血。動脈が切れたらしく、さらさらして色鮮やかな血が流れ落ちていく。鼻の付け根をつまんだり、首の後ろを手刀で軽くたたいてみたりしても効果がなく、正直あせる。ここでカウンターの中の中国人ぽい店員さんに教えてもらったのだが、鼻血を止めるには、血が出ている側と反対の手を頭よりも高く上げるとよいのだという。実際に手を上げてみると、確かにしばらくして止まった。どういう理屈なのかよく分からないが、今度、誰かが困っていたら教えてあげよう。

最近、数カ月おきに不意に鼻血の出ることがある。「男性が三十を超えて意味もなく鼻血を出すのは危険な兆候だ」と勤め先で散々おどかされるのだが、本当だろうか。飛蚊症の悪化といい、何かもう、人間として終わりかかっているような気持ちになる週末だった。

投稿者 kuroyagi : 2005年06月12日 19:47