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2006年01月21日野洲高校のサッカーについてもう少しだけ
#写真は先週、野洲に帰省した時のもの。左がJR野洲駅前のロータリー、右が野洲高校グランドのフェンスに掲出された横断幕です。
野洲高校の快挙から約2週間が経ちましたが、いまだにその余韻が覚めません。今回の全国高校サッカー選手権、3回戦は三ツ沢球技場で、準決勝と決勝は国立で観戦したのですが、スタンドから見ていて感じたことをいくつか。
【メンタルの強さ】
まず、ヨメも感心したように話していたのですが、野洲高校の選手はひじょうにメンタルが強い、といえるかと。決勝戦、下馬評では「野洲のサッカーが王者にどこまで通用するか」といった見方が多かったようですし、私も準決勝第1試合で鹿児島実業が見せたその鍛えられ方に「今回ばかりは難しいかも」と思いました。しかし野洲高校は前年度の覇者に対してまったく臆するところもなく自分たちのプレイをしていましたし、同点に追いつかれてもそこで気持ちを切らせることなく持ちこたえました。
【技術だけではなく】
加えて体力面でも決して見劣りはしませんでした。むしろ、延長に入って足がつってピッチに倒れ込んでいたのは意外にも鹿児島実業のほうでした。野洲高校が見せた予想外のプレイスタイルに、知らぬ間に体力を奪われていったのかもしれません。
またサポーターを大事にするところも彼らの特長といえるでしょう。決勝戦、同点ゴールを決めた鹿実の選手が走っていったのは自校のベンチでしたが、決勝ゴールを決めた12番・瀧川選手はバックスタンドの応援席へ向かって走ってきました。1点目を決めた後も、野洲高校の選手達はバックスタンドに向かって手を振ってましたね。スタンドにいると、あれは本当にうれしいものですよ、うん。
【ラフプレイの対極にあるスマートさ】
決勝戦に関しては、鹿実のエース・かこい選手(漢字が出てこない)が累積警告で出場できないことを惜しむ声が聞かれました。しかし個人的には、それも実力のうちではないかと思うのです。野洲高校が決勝戦を含む全6試合で受けたイエローカードの数は4枚、1試合平均では0.67枚です。対する鹿児島実業は2回戦からの登場のため全5試合でなんと9枚。1試合平均では1.8枚と野洲の3倍近い警告を受けている訳で、そもそも選手が出場停止となるリスクを織り込んで戦うべきプレイスタイルだったのかもしれません。
ちなみに野洲高校が受けたイエローカード4枚のうち1枚は、キーパーの下西選手が3回戦で受けたもの。ゴールキックを蹴るのに時間がかかったことを遅延行為と見なされたのですが、実際に見ていて、正直なところ疑問が残りました。すでに野洲高校は2−0でリードしており、しかし残り時間は20分程度あって、特に時間を使いに行くタイミングではなかったんですよね(その時間帯、高松商業に押し込まれてはいましたけど)。当日は風が強かったので、ボールが動いてしまって蹴れなかっただけではないかと思うのですが……
この下西選手、好セーブを連発して野洲高校の優勝に大きく貢献したと思います。私は見られませんでしたが、大阪朝鮮との試合では、彼がPKの1本目を止めたことも大きかったようです。大会後に発表された優秀選手に入らなかったのが不思議なほどですが、3回戦での警告が影響したとしたら残念です。
【最後に】
野洲高校が全国優勝したことで、滋賀県民や滋賀県出身者はほんとうに力づけられたのではないかと思います(ちと大げさかも)。野洲出身者にとっては、「出身は?」と聞かれて「やす」と答えればかなりの確率で「野洲」の文字を想起してもらえるようになったこと、分からない人には「こないだ高校サッカーで優勝したんですよ」とも付け加えられることがうれしい限りです。
滋賀県の高校サッカーは意外に激戦区で、来年も野洲高校が全国大会へ出場できるとは限りません。先週、滋賀に帰ったときにびわこ放送(略称はBBC!)で野洲高校サッカーの特番をやってましたが、「全国大会と滋賀県予選、どっちが苦しかった?」の問いに、スタジオの選手全員が「滋賀県予選」と答えていたほどです。ただ、スタメンのうち乾選手、荒堀選手(私の実家の近所に住んでるらしいです)、田中選手(次期キャプテン)は来年も残るので、来年も期待できそうです。
関連エントリー:
投稿者 kuroyagi : 12:35 | コメント (3)
お前はすでに死んでいる
享年28歳。今をさかのぼること5年近く前に、私は死んでいるはず、だったらしく。「あなたの余命は -4 年 11 ヶ月と 26 日間 です」だそうです。(詳細は左の画像からどうぞ)
今回トライしてみたのは、ヨメの後輩達がこぞって試している「寿命予測テスト」。皆さん若いからか、余命が長く残っていてうらやましい限りです。で、結果を仔細に見ると、私の寿命を縮めたのはどうやら体重オーバーのようなのですが、私も5年前は今より10kgほどやせていたはずで、なんか矛盾してないですかね……
*ちなみに生命線も手首のしわから2cm くらい上のところで途切れていて、かなり短いです。長生きできないという点では当たらずとも遠からず、かもしれません。
投稿者 kuroyagi : 09:28
2006年01月19日速報:愛妻家で1位獲得!
現在、Google で「愛妻家」と検索すると当ブログが1位に表示されます。やりました! ついに世界に冠たる真の愛妻家となることができました。 (違
という訳で、正月のエントリーで立てた今年の目標を早くも達成してしまいました(いや、そんなことはないですが)。ちなみにYahoo! JAPAN では現在11位。まだ認めていただけないようです。今後さらに精進していきたいと思います。
#本件、大人げないとかそういうコメントはなしで。
関連エントリー:
日本愛妻家協会(JAO)とは
「愛妻家」で1位、が今年の目標
投稿者 kuroyagi : 22:41 | コメント (8)
2006年01月09日野洲高校、優勝おめでとう!(サッカー)
勝ちました、優勝です! おめでとう!! 後半の猛攻を受けて追いつかれたときには、正直、体力的にも再度つき放せる感じがしなかったのですが、彼らは本当によく走りました。延長後半、田中選手の大きなサイドチェンジから乾選手のヒールパス、前方への走り込んでの折り返し、そして瀧川選手のゴール。プロでもめったに見られない、レベルの高い美しいプレイだったと思います。
鹿児島実業の松沢総監督は準々決勝の瀧川二高戦に勝って「これで大きな山を越えた」と語ったそうですが、決勝に、低くとも美しい三上山が待ち構えていた訳です。
滋賀県勢が優勝するのは実に今回が初めてのこと。私がサッカー少年だった小学生の頃、守山高校が準決勝まで進んだのは記憶に残っており、その後、5年前の草津東高校準優勝、3年前の野洲高校ベスト8などがありましたが、ようやく優勝にたどりつきました。しかも、見るものを楽しませる美しいサッカーで。本当におめでとう。
彼ら自身も目標としていましたが、野洲(やす)という地名もこれで一躍全国区、でしょうか。「のす」などと呼ばれた時代は終わりです。念のため、野洲市の位置はこちら、三上山の登山ガイドはこちらです。
関連リンク:
・野洲高校、決勝へ!(サッカー)
投稿者 kuroyagi : 22:23 | コメント (4)
2006年01月07日野洲高校、決勝へ!(サッカー)
野洲高校を応援しに、国立競技場へ行ってきましたよ。第84回全国高校サッカー選手権大会、準決勝。冬晴れの空の下、スコアこそ1−0の僅差でしたが、野洲高校らしい軽やかなパスとドリブルが随所に光った試合でした。
とりわけ、勝敗を決めた12番・瀧川の決勝ヘッドを導いた7番・楠神のドリブルは、私にとってのこの試合のハイライト。右サイドからディフェンダーとの1対1で、あたかもそこに誰も存在しないかのようにゴール前へ抜けていった姿は、(月並みな表現ながら、まさに)そこだけ時間の流れが違うかのようでした。あとでビデオを確認しますが、股下を抜いたのではなかったかと。
この楠神選手、1回戦でも先取点につながる2人抜きのドリブルを見せており、技術レベルが高い選手ばかりの野洲高校の中でも特に注目しています。三ツ沢球技場で行われた3回戦でも、後半にサイドからドリブルから中へ切り込んでシュートを放ち、チーム3点目を挙げています。これは生で見ましたが、実にすばらしかったです。楠神選手、決勝での活躍に期待しています。
とはいえ対戦相手の多々良学園にも、シュートがバーを叩くなどヒヤリとさせられる場面が何度かあり、好試合だったのではないかと思います。次はいよいよ決勝! 前年度覇者の鹿児島実業はエースが累積警告で出られないそうですが、準決勝第1試合の後半を見た限りでも相当に鍛えられている印象で、野洲の華麗なサッカーと鹿実の質実剛健ぶりがどうぶつかりあうのか、楽しみです。
え、この写真? 興奮さめやらぬまま、決勝戦のチケットを購入してしまいましたよ。S席、2,000円也……たまっている仕事は明日8日にやっつけないと。
ちなみにこの野洲高校は、私が子ども時代を過ごした滋賀県野洲市にあり、実家から野洲駅へのバスに乗ると、途中でグランドの横を通過します。出身校ではないのですが、親近感はありますね。山本監督のインタビューなどをテレビで見ると、背景には三上山が映っていたりもします。
*初出時、鹿児島実業の校名を間違えていたため修正しました。(1/9)
投稿者 kuroyagi : 22:10 | コメント (2)
アドバタイムズ新年号に「見解」
宣伝会議発行、広告界の専門新聞「週刊AdverTimes(アドバタイムズ)」の新年第1号(1/4発行号)15面に、検索エンジンマーケティングに関する「05年の流れと06年の展望」が掲載されました。検索連動型広告の動きを中心に、申し訳ないぐらいの大きさで「〜氏の見解」とご紹介いただいています。なんと顔写真&略歴付き。とりとめなく話したものを、記者の方にうまく文章にまとめていただきました。
この面のメインはネット広告代理店最大手CA社のF田社長。さわやかに笑う業界の雄が今年の展開を語るその左上に、私などが顔を出してよいものか、と驚きましたが。この掲載号、各界の大立物からの所感が掲載されており、Web 広告研究会の代表幹事、A社のN田さんも年頭の辞を寄せられています。都心の大きな書店では最新号のみ購入できるようです。よろしければご覧ください。
投稿者 kuroyagi : 02:11
2006年01月01日「愛妻家」で1位、が今年の目標
あけましておめでとうございます。歳の初めにふさわしい晴れ渡った空でしたね。本日がお誕生日のKさん&Nさん、編集のAさん、後輩のKさん、おめでとうございます。
さて、先日アップしたエントリー「日本愛妻家協会(JAO)とは」がGoogle に認識され、2006年1月1日現在の検索順位はなんと2位! いやー、私もついに日本で五本の指に入る愛妻家として認めていただいたかと思うと、感慨深いものが (違
肝心のヨメには「あなたは"自称"愛妻家でしょう」などといわれつつ、「無駄に美人」で1位のshu*さんにあやかり(?)、私も今年は「愛妻家」で1位表示をめざしましょうか。五反田のカレーの会などで何度かshu*さんの姿を見かけたものの、まだあいさつできてないのでそちらも機会を見つけて、と。
少しまじめに今年の目標を書くと、
- 公私のバランスをとる:
もう少し家庭(といっても今はヨメと私ですが)にも時間やパワーを使えるよう、テキパキと仕事を片付けて颯爽と帰宅したいですね。自称ではなく、真に愛妻家と呼ばれるためにも。 - 環境を整える:
みんなが苦労しているポイントを見つけて、楽にこなせるような仕組みづくりができれば。中期的には環境そのものを替えることも検討しようかと思います。 - 減酒・減量
外部とのお付き合いは別にして、次の日が出勤日なのに自宅でナイトキャップ、などはヤメ。減量の目標は今年前半(6月まで)に10kg。現在の勤務先に入社した頃の値まで戻すつもりです。
投稿者 kuroyagi : 17:01