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2008年05月13日

ビルマのサイクロン被害へ募金

ビルマ(ミャンマー)でのサイクロン「ナルギス(Nargis)」による死者・行方不明者10万人ともいわれる甚大な被害に関して、日本ユニセフ協会を通じて募金を行いました(5月10日、1万円)。

unicef-burma.png

災害後のビルマの状況に関しては「外国の救援物資に自らの名前記し配給、ミャンマー軍政首脳」など好ましからざる報道を頻繁に目にしますし、また自分の行為が軍政を延命させることになるのでは、と正直なところ悩みます。それでもやはり、いま困窮している人に少しでも届くのであれば、という判断をしました。

海外からの援助要員受け入れに関する軍政の対応について、『福田首相怒った!ミャンマー政府の対応「理解できない」』という記事がありました。少し長めに引用しますが、

福田首相は「仮に(死者が)10万人の災害なら、国際社会として放置するわけにはいかない」と、軍政に援助要員の受け入れを重ねて要求。「国連には人道目的の組織もある。そういうところが中心になり、ミャンマー政府を安心させ、警戒させない配慮も必要ではないか」と述べた。

 欧米諸国がミャンマーに厳しく民主化を迫っていることに関連し、「荒っぽく外から『ああしろ、こうしろ』と突き付けても対応できない国がある。発展段階に応じた付き合い方があっていい」と指摘した。
ビルマ軍政に対する日頃の日本政府の対応は感心しませんが、この機に少しでもビルマの人々が暮らしやすくなるよう、国際社会との橋渡し役に日本がなれるのであれば、それはよいことだろうと思います。


*関連するエントリー:

#今回の募金後に中国四川省の大地震が発生しました。別途、考えます。

投稿者 kuroyagi : 22:18

2008年05月12日

ウルビーノのヴィーナス(国立西洋美術館)

国立西洋美術館で開催されている「ウルビーノのヴィーナス 〜古代からルネサンス、美の女神の系譜」に行ってきました。

ウルビーノのヴィーナス

目当ては展覧会のタイトルにもなっているティツィアーノ作「ウルビーノのヴィーナス」。テレビ東京「美の巨人たち」でこの作品が紹介されていたことをきっかけに、実物を見たい、と思うようになり、なんとか会期中に訪れることができました。月並みで馬鹿みたいな感想ですが、よかったです。さまざまに解釈できるやわらかな表情、身体の曲線、足元に眠る犬から背後の侍女たちまで、実際に目にすることでさらに魅きつけられました。

「ウルビーノのヴィーナス」、会期はあと1週間、5/18(日)まで開催されています。興味を持たれた方はもちろん、迷っておられる方もぜひ。

ちなみに公式サイトから壁紙のダウンロードが可能です。職場のPC で使うには勇気がいります(というか昨今の風潮を鑑みると自宅のみが無難?)が、素敵な心づかいではないかと。「ウルビーノのヴィーナス」の作品解説もありますのでご参考に。


*関連する(?)エントリー:


投稿者 kuroyagi : 23:13