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ビルマのサイクロン被害へ募金

ビルマ(ミャンマー)でのサイクロン「ナルギス(Nargis)」による死者・行方不明者10万人ともいわれる甚大な被害に関して、日本ユニセフ協会を通じて募金を行いました(5月10日、1万円)。

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災害後のビルマの状況に関しては「外国の救援物資に自らの名前記し配給、ミャンマー軍政首脳」など好ましからざる報道を頻繁に目にしますし、また自分の行為が軍政を延命させることになるのでは、と正直なところ悩みます。それでもやはり、いま困窮している人に少しでも届くのであれば、という判断をしました。

海外からの援助要員受け入れに関する軍政の対応について、『福田首相怒った!ミャンマー政府の対応「理解できない」』という記事がありました。少し長めに引用しますが、

福田首相は「仮に(死者が)10万人の災害なら、国際社会として放置するわけにはいかない」と、軍政に援助要員の受け入れを重ねて要求。「国連には人道目的の組織もある。そういうところが中心になり、ミャンマー政府を安心させ、警戒させない配慮も必要ではないか」と述べた。

 欧米諸国がミャンマーに厳しく民主化を迫っていることに関連し、「荒っぽく外から『ああしろ、こうしろ』と突き付けても対応できない国がある。発展段階に応じた付き合い方があっていい」と指摘した。
ビルマ軍政に対する日頃の日本政府の対応は感心しませんが、この機に少しでもビルマの人々が暮らしやすくなるよう、国際社会との橋渡し役に日本がなれるのであれば、それはよいことだろうと思います。


*関連するエントリー:

#今回の募金後に中国四川省の大地震が発生しました。別途、考えます。

投稿者 kuroyagi : 2008年05月13日 22:18