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ジャワ地震でプランバナン遺跡倒壊
5月27日にインドネシア・ジャワ島で発生した地震は、当初の予想以上に被害が発生したとの報道が相次いでいます。死者は30日時点で5,000人を超すと報じられており、神戸・淡路大震災にも比肩する大災害となったようです。亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと存じます。
被災地周辺には、2003年12月の新婚旅行に際して訪れたことがありました。新婚旅行そのものはバリ島(それも主には内陸部の芸術の村「ウブド」)メインでしたが、ジョグジャカルタ周辺の遺跡群を見て回りたいという希望があり、一泊だけジョグジャカルタに宿をとり、プランバナン/ボロブドゥールの両遺跡を見てまわりました。(写真は、プランバナン遺跡を見て回る途中で雨に降られ、寺院の中で雨宿りをしている姿です)
23〜24歳にかけて中国から東南アジアを歩いた旅の、実質的な終着点がジョグジャカルタであったこともあり(目の調子が悪くなり、旅の続行を断念してジャカルタから成田へ戻りました)、足を運ぶ前はリベンジ的な気持ちも少なからずあったのですが、実際の遺跡群はやはり格別の、時間を忘れさせてくれるスケールのものでした。
今回の震源がジョグジャカルタ近くということで発生当初からいやな予感はしていたのですが、やはり周辺の遺跡にも大きなダメージを与えたようです。朝日新聞の記事を引くと、
ボロブドゥールと並んでインドネシアを代表する史跡で、世界文化遺産でもあるプランバナンが地震で大きな被害を受けた。(中略)9世紀に建造された最も代表的な建築で「ロロ・ジョングラン(細身の乙女)」と呼ばれる寺院の被害が特にひどい。シバ、ブラフマー、ビシュヌの3つの神をそれぞれまつる神殿の石塔から石の飾りが数十個ずつ落下し、壊れている。南側の壁も約30メートルにわたり外側に倒れ、壁上の石飾りはほとんど倒れている。とのこと。
別に遺跡のほうが大事、という訳ではなくて、自分の想像できる範囲での被害が、遺跡の倒壊という形で発生したことにそれなりのショックを受けました(新婚旅行の際はどちらかというと「大名旅行」に近く、地元の方との交流はほとんどありませんでしたので……)。
今回、UNICEF を通じて1万円の義援金を送りました。そんなことしかできませんが、あの明るい陽の光の下、ジョグジャカルタ周辺の皆さんが笑って暮らせる一助になればと思っています。ダサいですが、私の考えることはこんなことです。
投稿者 kuroyagi : 2006年05月31日 01:35