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寄付についての考え方
「阪神・淡路大震災は(日本における)ボランティア元年だとすれば、今回の東日本大震災はチャリティ元年だ」というどなたかのツイートを見かけましたが、義援金の集まり方などを見ると、たしかに、と思わせるものがあります。
私自身はここ何年か、自分が力になりたいと感じた事象に関して寄付を行ってきました(金額はいずれも1万円)。
- 2006年5月 ジャワ島地震
- 2008年5月 ビルマのサイクロン被害
- 2010年3月 ハイチ地震
- 2011年3月 東日本大震災
今回の東日本大震災によって親と引き離された子どもの報道等を目にし、国内の遺児たちが学業を継続し、自分の人生を切り開く力を身につけてほしいと考え、あしなが育成会に毎月3,000円の継続支援を開始しました。いずれは増額できればと考えていますが、まずはこのくらいからのスタートとしています。
少し前に「タイガーマスク運動」が話題になりましたが、寄付する方の善意こそ疑いようはないものの、需給はほんとうに合致しているのか(物品の場合)、一過性ではないのか、などの違和感を感じていたのも事実です。さりとて、国内で困窮する子どもに向けて自分は何もしていないなあ、という課題は気になっており、今回の震災を機に、大学時代に街頭での呼びかけを手伝ったことがあり、理念を持って活動を継続してきているあしなが育英会を選びました。
*ユニセフのほうが金額が多いのは、行政がそれなりに機能している日本とはまったく異なる、日常の中で年端もゆかぬ子が生命の危機に瀕する国がいくらでもあることを、これまでに得た知識+αで知っているからです。自分や和真が日本で大きな不足なく暮らせているのは、そこにたまたま生まれたからに過ぎません。
継続寄付のおすすめ
さて、自分でもくどいと感じるくらいにそれぞれの金額を記載していますが、これには理由があります。それは、「あいつでもあれくらい寄付しているんだから、自分ならこれくらいはやっとくか」というひとつの参考としていただけたら、という狙いです。自分や自分が属する社会集団、国などが恵まれているのはひとつの幸運でもあって、それは「たまたまそうでない」人を支援する原資にまわしても(ここ、言い方がむずかしいですね……)悪くはないと思うのです。それぐらいカジュアルな気持ちで寄付ができるといいですよね。
日本ユニセフ協会、あしなが育英会、あるいはそれ以外の団体においても、毎月定額を寄付するプランを用意しています。カジュアルな寄付を無理なく行うために、特に毎回のアクションの必要なく自動で定額が引き落とされる継続支援はおすすめです。月々3,000円でも3年たてば10万円超。ちょっとした金額になりますし、受け取る側も、入ってくる金額が「読める」と運営が多少は楽になるだろうと思います。もし今、何かをしたいと感じているのであれば、ひとつの選択肢としていかがですか?
投稿者 kuroyagi : 2011年05月06日 22:04