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アンリ・カルティエ=ブレッソン展

昨日、竹橋の国立近代美術館へ「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌」を見に行ってきました。まだうまく消化できていませんが、行って正解でした。会期は8月12日までということですから、興味を持った方はぜひ足を運んでみてください。時間があれば帰りに皇居前の公園を散歩するのも悪くないですよ。

HCB.jpg

写真は、会場で購入したカタログ(1,800円ナリ)と絵はがき2点。アンリ・カルティエ=ブレッソンといえば、水たまりを飛び越える瞬間を切り取った「《サン=ラザール駅裏、パリ、フランス》 1932年」(左下の絵はがきのもの)が有名ですが、一方でロバート・キャパらとともに写真家集団「マグナム」を設立し、世界を飛び回る報道写真家でもありました。

今回の写真展では、日本を含むアジア各地やアメリカ、ロシア(ソヴィエト連邦)など各地での彼の仕事が多数紹介されていました。私がかつて旅した土地の写真も多く、こんなところまで足を運んだのかと感嘆しました。また画家など著名人のポートレイトを集めたコーナーがあり、被写体との独特の距離感はなかなかに研究の余地がありそうです。

なお、アンリ・カルティエ=ブレッソンは「ブレッソン」と略されることがままあるようですが、中黒とイコールの使い分けがされていることからも分かるように、姓が「カルティエ=ブレッソン」、名が「アンリ」なのでした。とはいえカタカナですべて表記すると文字数をとりすぎるためか、展覧会の解説では「Henri Cartier-Bresson 」の頭文字をとって「HCB 」と表記されていました。

もともとウジェーヌ・アッジェ(Eugène Atget)によって再び写真への興味が喚起され、同じフランスの写真家であるアンリ・カルティエ=ブレッソンを学んでみよう、と思った訳ですが、いよいよ面白くなって来たような気がします。

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投稿者 kuroyagi : 2007年07月09日 23:08