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野洲高校は2試合目の壁を破れず(高校サッカー)

まだ整理がつきませんが、長々とひっぱっても仕方ありませんので。全国高校サッカー選手権の2回戦、野洲高校対鹿島学園は2−3で破れました。

前半の早いタイミングでコーナーからのヘディングにより先制されるも、その後、坂本一輝選手がゴール前に詰めて同点に。野洲優勢のまま前半終了。後半には藤野友貴選手がドリブルから長めのシュートをゴールに突き刺して逆転。このまま快勝かと思われましたが……

快晴の三ツ沢競技場
ニッパツ三ツ沢競技場はピッチと客席の距離が近い

直後、ペナルティエリア内に進入した鹿島学園の選手を倒してしまい、PK に。これを左隅に決められて同点。その後も攻撃面で主導権を握るもゴールが遠く、逆に後半終了5分前でしょうか、右前方への大きなパスが通り(←これオフサイドっぽかったような……)、そこからファーサイドへのクロス、折り返しを身体で押し込まれ再逆転されてしまいます。

この時点で「あれ?」と思ったのは、厳しい時間帯での失点とはいえ、まだ5分程度の時間が残っている中で、膝に手をつき、下を向いてしまった選手がいたこと。

スタンドにいた時は知りませんでしたが、野洲サッカーを情熱を持って築いてきた山本佳司監督が、この日は急な発熱のため指揮をとれなかったのだそうです。戦術面は岩谷篤人コーチが十二分に代行されたのでしょうが、気持ちの面で山本監督の不在が大きかったのかも、と帰ってから思い当たりました。

応援席を覆うビッグフラッグ
分かりにくいと思いますが
ハーフタイム中、応援席に掲げられたビッグフラッグ

試合終了後は泣き崩れて動けない選手が何人も出ましたが、彼らの倍近くの年齢から見ると、それだけの喪失感や悔しさを感じるほど打ち込めるものがあるということを、すばらしいと思いました。

野洲高校は今大会の優勝候補の一角に挙げられるほどで、私も2回戦で敗退というのは予想していませんでした。準々決勝は1/5(月)に予定されていますが、そこまで勝ち進んだら休暇を取ろうかどうしようか(でも仕事始めだしなあ……)と悩んでいたほどでしたから。

2006年の全国優勝後、これで3大会連続して2試合目での敗退となりました。残念ではありますが、今の2年生や1年生がまたこの舞台に戻ってきて、今度は3試合、4試合と勝ち進んでくれることを期待しています。

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投稿者 kuroyagi : 2009年01月03日 11:40

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